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今年の読書のこと   

罪の轍(新潮文庫)

奥田英朗/新潮社






毎年、「毎月こういうテーマで本を買おう」という目標を立てて本を買って読んでいる。

1か月に1冊は表紙が気に入った本をジャケ買いする、とか。1か月に1冊は読んだことのない作家の本を買うとか、そんな感じの目標。

今年はどうしようかな、と迷っていたのだけれど、ようやく決めた。

今年はあらすじと1ページ目で面白そうと思った本を迷わず1か月に1冊買って読むことにする。

人に薦めてもらったものとか話題になっているから気になったとか、そういうのではなくて。

本屋さんでパラパラと目を通して面白そうと思ったものを無計画に選ぶ。


当たり前の買い方と言えばそうなんだけど、何だか、考えて買うことが増えてきちゃった気がして、少し気になっていた。

「読むべき本」に目が行くことが増えた気がする。

自分自身のおもしろそう!という気持ちよりも「読んでおいた方がよさそう!」に引っ張られることが前より多くなったと感じている

今年は、自分の「おもしろそう!」を意識していきたい。

考えてみれば、私はもともとミステリーがすごく好きだった。

いつのまにかあまり読まなくなっていたけれど、それはほかに読みたい本も読むべき本が多くて、手が回らないから。

今読んでいる『罪の轍』は「あ、おもしろそう!」で買った今年の1冊目。何の計画もなく、作者についての予備知識もなく。

(奥田英朗さんの小説は初めて読む)

私もいつのまにか結構いい年齢になっていて、これから先、どれだけの期間好きな本を好きなだけ読めるのか。

そう考えたら、読みたい本を見つける感度を高めて、よりおもしろい本にたくさん出会いたい。



by ester-grace | 2023-02-05 01:13 | その他

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